「占いの予言は生きるヒント

紀元前30世紀に生まれた占星術が、今でも女性誌の巻末などに相性占いなどの形で掲載されています。ラジオ番組で占星術を得意とする人物がMCを務めたり、未来を予言できると豪語する女性占い師がテレビ番組で相性占いや人生相談に乗ったりと、科学全盛の現代であってもその勢いは衰えるどころか、ブームになっているとさえいえます。

しかし一方で、占いを否定する人、軽蔑(けいべつ)するような人も居ます。もちろん何を信じるかは個人の自由です。しかし、他人の好み(相性占いが大好き、など)を攻撃的に否定するとなると、問題があるのかもしれません。

そこで今回は占いとは何なのか、占いにどう接すればいいのか、占いに否定的な人を巻き込んで、まじめに考えてみたいと思います。

占いは生きるヒント

占いは端的に、生きるヒントになります。例えば相性占いは答えではありません。予言は絶対ではありません。自分の注意や努力によって理想的な未来を確実にしたり、好ましくない事態を回避できたりできるのです。だからこそ占いや予言はヒントなのです。

14世紀に入ってヨーロッパでは占星術が最盛期になりました。王族や貴族は自分で占星術師を雇って、いろいろな問題を占わせ参考にしたといいます。占い師の予言通りに政治を行なうような例もありました。しかし、その場合は行き過ぎなのかもしれません。

繰り返しますが、占いはヒントです。占い師の予言を参考に、今の行動を選択するという付き合い方が理想なのかもしれません。

占いは海図のような役割

占いは海図のような存在とも言えます。この先に大きな岩があると海図に載っていれば、誰でもその方向を避けて航海すると思います。相性占いなども一緒で、このまま行くと好ましくない出来事が起きる可能性が高いので、避けた方がいいというような忠告を与えてくれるのです。

「忠告そのものが信頼できない」

という人も居ますが、占星術にせよ人相にせよ相性占いにせよ、占いは長い間、多くの優秀な学者が人生を費やして体系化した立派な学問です。非科学的だと切り捨てられるほど単純な世界ではありません

哲学、道徳、芸術、神学などは、「科学の力で解明できないから価値が無い」とは言えないはずです。占いも一緒です。簡単に無視できるほど頼りない世界ではありません。数世紀前まで、国家が占いを政治に利用していたほどです。相性占いは21世紀の今でも、常に雑誌の巻末に掲載されて続けています。現在でもロシアでは、年始になると占い師の予言がトップニュースを飾ります。

グッと視点を引いてみてください。われわれは地球の住人である前に、宇宙の住人であり、宇宙の一部です。地球に存在する全ての生命は、宇宙の流れには逆らえません。その流れを言葉にしてくれる学問が、例えば占星術なのです。

ただ残念ながら人生を託せるほど精度は高くありません。宇宙の流れを人間が完全に把握するなど不可能だからです。

上手に取り入れてください。年配長者の助言の1つと考えるといいかもしれません。